敷地4坪、スタンディングの日本酒&ワインバーのお手洗いに導入いたしました。
「茶室」という店のコンセプトから「人や食材との一期一会」をテーマとし、狭い空間を広大に想像させ、ひとりの時間を瞑想するかのごとく穏やかに過ごせるような、それでいてメインフロアの熱量から遠ざからないような曲調と音量で仕上げました。
また太陽や雨や風や温度や湿度、草木の存在を感じることができるように音に余白を残し、便座のモーター音を音楽の基調としている点からも、空間を取り巻く環境と共存する音楽となりました。

音楽をご導入いただいたことで、お手洗い空間が店の特色のひとつとなり、この空間を体験することを来店の目的とするお客様もいるそうです。
また店のコンセプトをより正確に伝えるきっかけ作りにもなり、提供する食べ物の味わい方や会話の質を上げることに貢献しました。

総合病院の副院長をなさっている心臓医の自宅リビングに導入いたしました。
緊張を伴う職業柄、リラックスを求めていらっしゃったため、また水の音をモチーフとしてご提示いただいたため、「胎内」をテーマとしました。
自身の内側に意識が向くようにご自身の心音をイメージソースとしていただき、実際にご自身のその日ごとの心音をリズムとして音楽とともに聴いていただくことで、身体と音楽で調和を取るようなご提案をいたしました。

floatは音を通して環境との共存をご提案しますが、こちらの事例は自分自身の内側との共存をはかることで心の平穏を目指しました。
音楽をご導入いただきその空間で過ごすことで、いま何を自分が必要としていて、何をすべきか気付くきっかけになりました。